5月2日の急反発を受けて145円台目前まで上昇したドル円は、週明けにかけてやや失速。
テクニカル的には戻り売りゾーンに位置しており、レジスタンスを突破できなければ再び売り優勢の流れに戻る可能性がある。
週足から短期足まで、複数の時間軸で判断が分かれる局面。
明確なブレイクが出るまで、順張りでの反応を丁寧に拾いたい。
週足|戻り売りゾーン継続中

長期の下降トレンドは変わらず。
先週の反発で20EMAに迫ったが、結局上抜けできずに反落気配が強い。
147.5円を超えない限り、大局は下方向のまま。
戦略シナリオ:
147.5円ブレイク → ロング追従
145円台で再反落 → 戻り売り継続、140円目標
日足|145円で上昇失速、再び下落の兆し

144.8〜146円はレジスタンスの密集地帯。
現在はその下限で跳ね返された状態。
勢いが止まり、買いの流れも一旦落ち着いた印象。
トレンドラインを守れるかがポイント。
戦略シナリオ:
146円を上抜け → 上昇再開でロング
144円割れ → 戻り高値確定、売り目線
4時間足|Wトップ形成と下降ラインに注目

145円台前半で頭を打ち、下降トレンドラインが意識される形。
勢い(買いの強さ)が失われ、チャートにはWトップ形成の兆候が出ている。
レンジ下限を割れると売りが加速しやすい。
戦略シナリオ:
145.5円を明確に上抜け → ブレイクでロング
144円を下抜け → トレンド転換でショート
1時間足|短期は失速、売り圧力が強まる

144.8円での失速以降、上昇トレンドラインの下抜けが迫っている。
買いの勢いが落ち、短期的には方向感が下向きに傾きつつある。
売りの厚い価格帯を超えない限り、ロングは慎重に見送りたい。
戦略シナリオ:
145円をしっかり抜ける → ロング追従
144円割れ → 軽く売り目線、143円台へ
まとめ|再下落の流れに警戒
ドル円は145円手前で失速し、戻り売りゾーンで再び売り圧力を受けている。
ブレイクがなければ再下落の可能性が高く、現状では売り優位の地合い。
上抜けには明確な勢いが必要で、方向感が出るまで無理に仕掛けず、順張りで反応を拾っていきたい。
