【ドル円予想】144円後半で攻防続く、戻り売りの分岐点に注目

ドル円は144.80台まで反発し、短期下降トレンドの上限に到達。

これまで意識されてきた戻り売りゾーンでの攻防が続いており、再び売りが優勢となるか、上抜けて反転の兆しとなるかの分岐点に差し掛かっている。

テクニカル的にはまだ売り優位だが、突破された場合の警戒も必要。

【週足】下降トレンド継続中、下値ターゲットは据え置き

週足では引き続き赤・緑のトレンドラインが機能しており、高値・安値を切り下げる形が続いている。

ロウソク足の実体は下ヒゲを残しつつも、上値は重く、下降トレンドの勢いは衰えていない。

141.857や140.431といった水平サポートラインが引き続き意識される。

日足では144.878付近まで戻したものの、赤のトレンドラインが控える水準で頭を抑えられている状況。

ここを突破できるか否かが今後の方向性を大きく左右する。

下抜けすれば再度の安値試し、突破すればトレンド転換の兆候と見なされる可能性も。

それでも緑のトレンドラインも控えており、大きくロングを取ることは出来ないと判断する。

4時間足では、144.80付近での戻りが意識されている。

短期下降トレンドラインに接触しており、再度押し戻されるかが焦点。

トレンドに沿うなら売り場だが、突破した場合は流れが変わる可能性もあるため、ブレイクの有無に注視。

1時間足では、直近の上昇が下降トレンドラインまで届いており、現時点で明確な突破は確認されていない。

短期トレーダーにとっては、売り継続の好位置だが、上抜けには柔軟に対応したい場面。

現在のドル円は、下降トレンドの戻り高値圏にあり、売りと買いの力がせめぎ合う重要局面。

テクニカル的にはまだ売り優位だが、145円台への明確な上抜けが見られれば、状況は一変する。

戦略は常に分岐点を見極め、順張りで仕掛けることが鍵となる。