ドル円は引き続き下降トレンドの中で反発局面を形成しているが、重要な下降トレンドラインと146円台のレジスタンスゾーンが上値を重くしている。
短期的には買い優勢だが、長期足では戻り売りの好機を探る展開。
今日も戻りの限界を見極める日になりそうだ。
週足分析：戻りの天井圏でもみ合い継続
週足では下降トレンドが継続中。
緑の下降トレンドラインに上値を抑えられており、レジスタンスは146.39円付近、サポートは142.17円〜140.43円。
ローソク足は下ヒゲをつけながら横ばいで推移しており、調整の域を出ていない。
戻り売り目線は変わらず、上昇が限定的である限りショートの好機をうかがう展開。
日足分析：トレンドラインに接近中
日足では緩やかな反発を継続し、トレンドライン（上値抵抗）と146.39円の水平ラインが重なる位置に接近している。
5月〜6月にかけて安値を切り上げる動きが続いており、現在はその天井試しの段階。
短期的な買い圧力は見られるものの、上抜けの明確な勢いはないため、146円台での売り仕掛けに注意。
4時間足分析：上昇一服の兆し
4時間足では短期の上昇トレンドラインを下抜け、いったん調整フェーズに入っている。
145.30〜145.50円にレジスタンスが集中しており、売り圧力が強まっている。
トレンドライン上抜け失敗からの反落シナリオが現実味を帯びてきた。
再び145円を割れるとショート優勢の展開に。
1時間足分析：高値切り下げの兆し
1時間足では、上昇の勢いは弱まり、前回高値を更新できずに押し戻されている。
上昇トレンドラインはまだ機能しているが、じわじわと下方向への圧力が強まっている印象。
145.30円台を明確に上抜けられない場合は、短期の戻り売りポイントとして意識される。
戦略シナリオまとめ（順張り）
- 145.30〜145.50の上値ゾーンで再反落 → 戻り売りエントリー
- 146.39円を終値で上抜け → 一時撤退し様子見（トレンド転換リスク）
- 144.50円を下抜けたら → 売り追加で142円までを狙う展開へ
まとめ：戻り売りの好機が迫る
ドル円は下降トレンドの中での調整局面にあるが、上値の重さは依然として健在。
上昇の天井圏に差し掛かっており、反落シグナルには特に注意。
145円台後半は絶好の戻り売りゾーンであり、短期トレーダーは売り場を厳選したい。
