ドル円は147.4円付近で推移し、長期上昇トレンドライン上での攻防が続いている。週足・日足では依然として切り上げ基調を維持しているが、4時間足・1時間足では直近高値を超えられず、上値の重さが目立つ。ここからの動きは、148円台の突破か146円割れの下落加速か、明確な方向感を探る重要局面に差し掛かっている。
週足分析

週足では、2023年からの上昇トレンドライン(緑)を維持しつつも、150円台手前で上値を抑えられている。
上昇の勢いは鈍化しているが、140.5円のサポートを割り込まない限り、大局的には上昇トレンドが継続していると判断できる。
一方で緑のラインがレジスタンスとなって下に割り込む可能性もある。
日足分析

日足は5月以降の上昇チャネル(青)内で推移しており、直近では147円〜148円のレンジを形成。
150円付近に位置する長期下降トレンドライン(緑)と接近しており、突破には相応の買い圧力が必要。
反落した場合、143.2円が中期的なサポートになる。
4時間足分析

4時間足では、直近高値(約149.9円)からの切り下げが続き、上昇トレンドラインと長期レジスタンスの間での三角保ち合いが形成されている。
上抜ければ150円台突破が視野に入るが、下抜ければ145円台までの調整が早い可能性がある。
1時間足分析

1時間足では、緑のレジスタンス付近で複数回反発されており、買いの勢いが鈍化。
青の短期上昇ラインを割り込むと146円前半までの下落シナリオが強まる。
一方、148円台前半を突破すれば再び150円を目指す展開もあり得る。
上の赤丸のスペースを埋める可能性もありながら、下に割り込む可能性も残されている。
戦略シナリオ
- 148.20突破 → ロング追従(150円ターゲット)
- 146.80割れ → ショート優勢(145.20まで下落狙い)
まとめ
現状は長期上昇トレンドを維持しながらも、短期では方向感が曖昧な持ち合い相場。
注目は148.20の上抜けと146.80の下抜け。
このどちらを先にブレイクするかで今週の展開が決まる。
