週明けは方向感に欠ける値動きとなり、上値の重さが意識される局面。
サラリーマンや兼業トレーダーにとっては、焦って仕掛けるよりも相場の整理に充てたいタイミング。
本記事では、週足・日足・4時間足・1時間足のチャートを基に、現在のドル円の地合いをプロトレーダー目線で分析する。
週足チャート

週足では、154円台での攻防が続く。三角持ち合い上限を一時的に上抜けたが、実体はまだ抑えられており明確な上抜けとは言い難い。
EMA20と75は上向きを維持しており、中期的な上昇基調は継続。MACDもプラス圏で推移しており、上昇モメンタムは依然として強い。ただし154.50付近は過去の高値圏であり、短期的な利確売りには要警戒。
日足チャート

日足では、10月下旬の急伸後に高値圏で横ばいが続く展開。20EMAが下値を支える形で推移しており、押し目買い意欲は根強い。
直近では上昇チャネル上限に達しており、勢いはやや鈍化。155円台突破には新たな材料が必要と見られる。MACDは高値圏でのデッドクロス警戒シグナルを示唆。
4時間足チャート

4時間足では152円台後半でのもみ合いを形成。短期EMAが上向きを保つ一方、MACDの勢いが低下しており、一服感が強まっている。
上値は154.30、下値は153.00を軸にしたレンジ相場。抜けた方向に次のトレンドが発生する可能性が高い。
1時間足チャート

1時間足では154円台前半での静かな推移。短期EMAが横ばいになりつつあり、トレンドレスな状態。
短期トレーダーにとっては方向感の乏しい難しい局面。押し目買いを狙うよりも一度静観が無難。再び153.50〜154.50のゾーン内での値動きが続く公算が高い。
まとめ
ドル円は154円台をキープしつつも上値の重さが目立つ展開。サラリーマンや兼業トレーダーにとっては、今は無理なエントリーを避け、方向感を見極める静観タイミング。
中期トレンドは上向きのため、押し目の形を確認してから再度戻り売りや押し目買い戦略を検討するのが得策。










