ドル円は154円台からやや押し戻され、現在は153円台前半での攻防が続く展開。
上昇トレンドの中で一服感が見られ、短期的には調整局面入りの様相。
サラリーマンや兼業トレーダーにとっては、週末を前に「静観」が有効な時間帯となりそうだ。ここからは各時間足のチャートをもとに、相場の方向性を整理する。
【週足】上昇トレンド継続も、一時的な反落に注意

週足では、先週までの上昇が一服し、154円台を高値に上髭を残す形。
長期的な上昇トレンドラインは依然として意識されており、サポレジ転換した148円前後を下回らない限り、上目線継続と判断。
MACDは依然プラス圏で上向きを維持しており、下押し局面は買い場になりやすい構造。
【日足】20EMAでの攻防、押し目買い意識強まる

日足では、20EMA(約152.5円)に接触しながら下げ止まりの形。
これまでのサポレジ転換ライン148円を起点とする上昇波が続いており、EMAが機能するかが焦点。
MACDはデッドクロス気配ながらもまだプラス圏を維持しており、トレンド転換には至らず。押し目買い優勢の局面。
【4時間足】一時的な調整もトレンドは上

4時間足では、153円台でのもみ合いが続く。
直近の20EMAと75EMAが接近しており、短期的な調整圧力が強まる形。ただし、EMA75が依然として右肩上がりを維持していることから、中期の上昇トレンドは崩れていない。
ここを明確に下抜けない限りは、戻り売りよりも押し目狙いが有効。
【1時間足】短期レンジ形成中、下抜け注意

1時間足では、153円前半での横ばいレンジを形成。
EMA20が下向き、EMA75とデッドクロスしかけており、短期ではやや売り優勢。MACDもマイナス圏で推移しており、下値を試す動きに注意。
ただし、152.8円を割り込まない限り、日足レベルでの上昇基調は維持される見込み。
まとめ
ドル円は上昇トレンドの中で一服する形。週末にかけては153円台での攻防が続く可能性が高い。
サラリーマンや兼業トレーダーにとっては、焦ってエントリーするよりも「静観」が賢明。
来週にかけての20EMAサポートの攻防を注視したい。










