ドル円は154円前半での攻防が続く。先週末からの上昇局面で一時154円台半ばまで到達したが、現状では上値の重さも意識される局面。
サラリーマンや兼業トレーダーにとっては、いまは「勢いに乗る」よりも「流れを見極める」タイミング。トレンドは依然として上向きながらも、戻り売り勢力との綱引きが鮮明になっている。
今日もFXチャートを多角的に分析し、静観か、あるいは押し目狙いかを見定める。
週足

週足では、長期の下降トレンドラインに再び接近。
上昇基調を維持しつつも、156円台付近のレジスタンスが意識される形。20EMAと75EMAは上向きで、トレンド全体は強気継続。
MACDもプラス圏を維持しており、中長期的にはドル買い優勢。ただし、156円手前での戻り売り圧力が強まる可能性が高く、ここを明確に突破できるかが次の焦点となる。
日足

日足では、154円台での高値圏揉み合いが続く。上昇トレンドラインに沿って堅調推移しており、サポレジ転換した152円台後半が重要な支持帯。短期移動平均線が中期線を上抜けた形で、押し目買いの優位性は維持。
MACDはやや横ばいに転じ、上昇モメンタムの鈍化も見えるため、勢いを確認してからのエントリーが無難。
4時間足

4時間足では、153円後半〜154円前半のレンジを形成。直近のサポレジ転換ラインは153円台前半で、ここを下抜けない限り、上方向トライの流れが続くと判断。
移動平均線は依然として上向きで、MACDも再びシグナル上抜けを示唆。トレンドの転換サインは見られず、短期的な押し目を拾う戦略が有効。
1時間足

1時間足では、153.8〜154.2円の間での細かな値動き。上値を試しながらも高値更新の勢いは鈍化している。下値は20EMAで支えられており、153.6円付近が当面の支持線。ここを維持できる限り、再び154円半ばを試す展開が視野に入る。
逆に153.5円を割り込むようなら、一時的な調整波に入る可能性も想定しておきたい。
まとめ
ドル円は154円前半で上値を試す攻防が続く。週足・日足ともに上向きトレンドを維持しており、全体としてはドル買い優勢の地合い。
サラリーマンや兼業トレーダーにとっては、短期の戻り売りに振り回されず、153円台後半の押し目で静観・エントリーを検討する局面。焦らずにトレンドの勢いを見極めたい。










