今週のドル円は、長期間意識されていた週足レベルの三角持ち合い上限を明確に上抜けし、157円台後半まで一気に上昇する劇的な展開となった。
完全に強気相場入りが確定したと言える。週末を迎え、短期的な利益確定売りによる調整は警戒しつつも、来週以降のさらなる上昇を見据えたチャート分析を行う。
今週のドル円の動き(振り返り)
週初は154円台でのもみ合いが続いたが、日足レベルの重要なレジスタンスラインを突破したことで流れが一変した。
ショートカバー(買い戻し)を巻き込みながら上昇が加速し、週後半には節目の155円、156円をあっさりと通過。
これまでのレジスタンスが強力なサポートへと変わる「サポレジ転換」を伴いながら、力強い上昇トレンドを形成した1週間であった。
各時間足分析
週足:三角持ち合い上抜け完了

チャート分析において最も重要な変化が週足で発生した。長らく上値を抑えてきたレジスタンスライン(黄色)を大陽線で実体ブレイクしており、上昇トレンド回帰が決定的となった。
移動平均線(EMA)もパーフェクトオーダーで上向き、MACDも上昇幅を拡大している。中長期的な視点では、昨年の最高値圏を目指す新たなステージに入ったと判断する。
日足:強力な上昇トレンド発生中

直近の揉み合いレンジを上に抜け放ち、上昇トレンドが本格化している。すべてのEMAが上向きで、価格の下値を支えている。
MACDは高い位置にあり過熱感はあるものの、強いトレンド発生時には機能しづらく、安易な逆張りは危険だ。基本は押し目買いスタンスを維持する局面である。
4時間足:高値更新の意欲継続

きれいな上昇トレンドを描いている。157円台に入ってからも、大きな押し目を作ることなく高値圏での推移が続いている点は、市場の買い意欲の強さを物語る。
短期的な調整が入ったとしても、直近の上昇起点となった156円台中盤付近は強いサポートとして機能すると見る。
1時間足:週末前の調整に注意しつつ静観

157円台後半でアセンディングトライアングル(上昇三角形)のような形状を作り、さらなる上抜けを窺う展開。ただし、本日は金曜日であり、週末を控えたポジション調整の売りが出る可能性は考慮すべきだ。
サラリーマンや兼業トレーダーは、無理にこの高値圏で飛び乗る必要はない。隙間時間でチャートを確認し、調整が浅ければ静観、深めの押しが入れば来週に向けた買い場探しというスタンスでよい。
まとめ・来週の展望
今週の決定的な週足ブレイクにより、来週以降も「上昇トレンド継続、押し目買い優勢」の地合いは変わらない。
- 基本戦略: ショート(売り)は厳禁。浅い押し目でのロング回転、または深い調整を待ってのスイング買い。
- 来週の注目点: 158円〜160円のゾーンを目指す展開となるか。今週突破したレジスタンスライン(154円〜155円付近)が、今後の強力なサポート帯として機能するかに注目。
サラリーマン・兼業トレーダーは、週末はしっかりと休み、来週以降の新たな買い場到来に備えて英気を養っていただきたい。










