12月相場がスタートした。ドル円は156円台前半での推移を維持し、先週からの調整局面が続いているものの、底堅さは失われていない。
現在は日足レベルの短期トレンドを支える重要なライン上に位置しており、ここを死守できるかが今週の最大の焦点となる。本日は、この攻防の行方と、上昇トレンド再開の条件をチャートから分析する。
今週の相場感
先週の高値圏での揉み合いを引き継ぎ、156.00付近での静かな幕開けとなった。市場は、先週のブレイクアウトが本物かどうかの「値固め」を行っている段階だ。日足の移動平均線がサポートとして機能しており、テクニカル的には「買い」の優位性が崩れていない。サラリーマンや兼業トレーダーは、焦ってレンジ内で消耗することなく、明確な反発を確認してからのエントリーを心がけたい局面である。
週足分析

先週の陽線確定により、巨大な三角持ち合いの上抜けがさらに確実なものとなった。今週の始値は、そのブレイクポイントよりも高い位置をキープしており、上昇トレンドへの回帰期待は高い。
MACDは上昇幅を拡大しており、中長期的なターゲットは依然として158円〜160円ゾーンにある。多少の下押しがあっても、それは上昇のための助走と捉えるのが自然だ。
日足分析

現在、価格は短期EMA(黄色)の真上に位置している。ここ数日、このラインが下値を支える「動くサポート」として機能しており、実体での下抜けを許していない。
ここを割り込まずに反発できれば、調整終了の合図となり、再上昇への推進力が生まれる。まさに「サポレジ転換」からの一段高を狙う絶好の押し目ポイントに差し掛かっていると判断する。
4時間足分析

156.00〜156.50のボックス圏での推移が継続中だ。短期EMA(黄色)は横ばいとなり、方向感のなさを表しているが、下値には中期EMA(青色)が迫っており、サポートの厚みが増している。
大きく崩れることなく高値圏を維持している点は評価できる。ここから再度156.50を上抜ける動きが出れば、調整完了と見てよい。
1時間足分析

156.00付近での小動きに終始しており、エネルギーを溜め込んでいる状態だ。移動平均線が収束しており、どちらかに放たれる前の静けさと言える。現状は156.00を割り込んでもすぐに買い戻される動きが見られ、下値の買い意欲は強い。
隙間時間でチェックする際は、突発的な動きに惑わされず、1時間足の実体ベースで直近高値を更新する動きを待ちたい。
まとめ
12月相場の初動は「日足20EMA(短期線)でのサポート確認」に尽きる。ここを割れない限り、目線は強気のままでよい。
- 基本戦略: 日足EMAサポート(156.00付近)を背にした「押し目買い」。
- 注意点: もし156.00を明確に割り込んだ場合は、155円ミドルまでの深めの調整を覚悟し、一旦静観に戻ること。
サラリーマン・兼業トレーダーは、今の「値固め」をじっくりと見極め、上昇再開の初動を逃さないよう準備しておくべきだ。










