ドル円は上昇チャネルを維持しながら、徐々にレジスタンス帯に接近。
週足では下落トレンドラインの存在感が増し、1時間足では明確なチャネル構造が見られる。
短期の上昇が続く中で、反落ポイントの見極めがカギとなる。
各時間足から順張り目線のシナリオを整理する。
【週足】長期トレンドは依然下向き

チャートでは上値を切り下げる展開が継続中。
145円付近の水平線と下降トレンドラインの重なりが上値抵抗として意識されやすい。
今週も上ヒゲを残せば、売り圧力が強まる展開に注意。
戦略シナリオ:
145円〜146円のレジスタンス帯に上ヒゲ → 売り目線継続
週足の陽線包み足+146.00上抜け → 戻り売りを一旦様子見
【日足】反発継続もチャネル上限に近づく

日足は上昇チャネル内を上抜けトライ中。
目先は146円がレジスタンス。
ここを突破できなければ、いったん調整の可能性あり。下値は143円台が支持として機能。
戦略シナリオ:
146円手前で失速 → 戻り売りポイント
146.30明確に突破 → 押し目買いへシフト
【4時間足】チャネル内推移と上値試し

上昇チャネル内での上昇継続。
だが、直近ではトレンドライン接触を意識する動き。
緑のサークルは売り圧力がかかる可能性がある価格帯。
押し目を拾いたいが、無理な追随は避けたい。
戦略シナリオ:
上昇チャネル上限で反転 → 売り狙い検討
145.50を維持しながら上昇継続 → 押し目買い継続
【1時間足】チャネル意識の細かい押し目

1時間足でもチャネルが綺麗に機能しており、トレンドは上向き。
ただ、上値の重さが見え始めており、146円付近で反転するリスクもある。
目先はチャネル内キープが買い継続の条件。
戦略シナリオ:
チャネル内キープ → 押し目買い継続
146円明確に上抜け → ロング追従
145円割れ → 買い撤退・短期見送り
まとめ|上昇チャネル継続も警戒レベル引き上げへ
ドル円は短期的なチャネル内上昇を維持しつつも、146円台のレジスタンスに差し掛かり、利確や戻り売りの圧力が意識される展開。
週足レベルのトレンドは依然下向きであり、買いで追いかけるには慎重さが求められる。
今後はチャネルを上抜けるか、上限で反転するかが焦点。
どちらの展開にも備え、順張りで仕掛けるなら「明確なブレイク」や「押し目の形成」を確認してからにしたい。
