フレックスタイム制を活用する上で、休憩時間をどのように取れば良いか考えることは重要です。
早く仕事を終わらせるために休憩時間を短くするのが良いのか。
しかし、そもそも休憩時間を短くするのは法律やルール上問題ないのか。
この記事ではフレックスタイム制における休憩時間の取り方について、実際の状況と併せながらどのように休憩を取れば良いかについて解説します。
休憩時間を制すものはフレックスタイム制を制す。(過言)
是非参考にしてください。
リョー
・上場企業会社員(営業)
・大学院卒、副業でブログとサッカースクールを運営(開業届け提出済み)
・バイトリーダーとして新規バイト採用係として面接官経験あり
・本業の会社でもリクルーターとして就活生の面接を担当
・1人が好き
・趣味はランニング、サウナ、映画、読書
フレックスタイム制とは何か
フレックスタイム制とは何か、その基本的な理解を深めることから始めましょう。
休憩時間をうまく取りながら働きたいということであれば、基本的な理解も必要になります。
フレックスタイム制の基本
労働者が自分の働く時間を一定の範囲内で自由に設定できる労働時間制度
この制度は、労働者の生活スタイルや個々の仕事の性質に合わせて、労働時間を柔軟に調整できるというメリットがあります。
例えばこんな働き方ができます。
・7時半に働き始めて、16時に仕事を終わる(7時間30分勤務)
・月曜日は9時から13時までの勤務にして、水曜日と金曜日は2時間ずつ多く働く
・毎日少しずつ多く働いて、金曜日は仕事をしない
フレックスタイム制のメリットとデメリット
フレックスタイム制には多くのメリットとデメリットも存在します。
メリットはまとめると下記。
僕は仕事の生産性が向上したり、朝の時間を使えるといったメリットもあると考えていますが、世間的には上記の2点が最たるメリットでしょう。
一方デメリットはこちら。
デメリットについては下記の記事に実体験を元に沢山まとめたので参考にしてください。
【デメリットを特化解説】フレックスタイム制を使うデメリット【経験談】
法的な枠組み
一見自由なフレックスタイム制ですが、労働基準法などの法律によってきっちりとルールが規定されています。
具体的には、コアタイム(全員が出勤しなければならない時間帯)とフレキシブルタイム(労働者が自由に設定できる時間帯)を設け、その範囲内で労働時間を自由に設定できるというものです。
また、1日8時間以内、週40時間以内という大原則はなく1ヶ月単位や3ヶ月単位で勤務時間上限が決められており、その配分個人の自由です。
但し、多くの場合はフレックスタイム制の場合の勤務時間について各会社のルールが定められています。
フレックスタイム制下での休憩時間:法律と実態
次にフレックスタイム制下での休憩時間について
・労働基準法上ではどのように定められているか
・実際にフレックスタイム制を導入されている机上での実態
の2つの側面から解説します。
フレックスタイム制だからといって休憩時間の特別ルールは無い
フレックスタイム制における休憩時間も、労働基準法に則ったルールであり特別なルールはありません。
つまり、フレックスタイム制においても
労働者は法律に定められた休憩時間を必ず取る必要があります。
フレックスタイム制における実際の休憩時間の設定例
フレックスタイム制下での休憩時間の規定は法律で決まっていますが、休憩時間をどのように取得するかは、企業や職場によって異なります。
多くのフレックスを導入した企業では、12時から13時まではお昼休憩でそれ以外の小休憩は労働者が休憩時間を自由に設定できるようにしているところもあります。
僕の会社ではお昼休憩の1時間は取得し、夕方や午前中にも必要があれば自由に休憩を取るスタイルが認められています。
フレックスタイム制での休憩時間の自由度について
上記の通りフレックスタイム制は、休憩時間の自由度が高いと言えます。
労働者は自分の仕事の進行状況や体調などに応じて、休憩時間を自由に設定することが可能だからです。
仕事が立て込んで、一息もつくような暇が無い日でも自分で休憩時間を設定することが出来たり
体調が悪いときはこまめに休憩を取り、仕事を早く片付けて帰りたいときは休憩時間を減らして仕事を進めることで早く帰ることが出来ます。
しかし、その一方で、自己管理能力が求められるという点には注意が必要です。
どんなにフレックスタイム制が自由だからとはいえ、労働基準法を犯すことはできません。
このように法律を侵さない程度に自由に休憩時間を設定できるフレックスタイム制は魅力です。
フレックスタイム制における休憩時間の設定について
フレックスタイム制を活用するうえで、休憩時間をどのように取得するかはかなり重要です。
休みたいときに休むことはできますが、好きなときに好きなだけ休めば良いというものではありません。
下記を確認して、正しく休憩時間を取得しましょう。
効率的に休憩時間を設定して休むことがベター
フレックスタイム制下で効率的な休憩時間の取り方をするためには、自分の体調や仕事の進行状況をよく観察することが重要です。
多くの場合、フレックスタイム制を活用している目的はライフワークバランスを整え、自分の生活に合うように仕事をするためであり、仕事の効率を高めるためだからです。
ですので、好きなときに好きなだけ休憩時間を取れば良いというものでは無いということです。
また、休憩時間を活用してリフレッシュするための方法も考えてみましょう。
例えば、散歩をしたり、読書をしたり、軽く睡眠したりするなど、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけることが大切です。
仕事の生産性(効率)を高めるための休憩時間設定を出来るようにしましょう。
フレックスタイム制での時間管理のコツ
「休憩時間をいつ取るか」ということも重要ですが、そもそもフレックスタイム制を活用していつ働くかを考えることが最も重要です。
例えば、朝と夜、どちらのほうが仕事が捗るでしょうか。
人によっては、朝が一番仕事がはかどる人もいれば、夜型の人もいます。
また、1日のうちに最も集中力が高まる時間に何をしますか?資格の勉強?本業?
自分の一日の中で最も集中力が高まる時間帯を見つけ、その時間帯を何に活用すると自分にとって一番効果があるか考えましょう。
ちなみに僕は朝が一番頭が冴えますが、本業に充てるようにしています。
下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ見てみてください。
フレックスタイム制の休憩時間活用戦略のすゝめ
フレックスタイム制における休憩時間を最大限に活用するための戦略は
自分の生活スタイルや仕事の性質に合わせて、労働時間を柔軟に設定することから始まります。
ですのでまずは
「生活の中で一番優先したいことは何か」を具体的に考えて自分の軸としましょう。
つまり、自分の理想の生活スタイルを達成するために仕事の時間を調整する。
そして、設定した仕事の時間で最高のパフォーマンスを発揮するために
自由に休憩時間を設定しましょう。
これがフレックスタイム制における休憩時間設定活用のための根幹となる考え方になります。
まとめ|フレックスタイム制で休憩時間を使いこなそう
この記事では、フレックスタイム制における休憩時間について詳しく解説しました。
フレックスタイム制を用いて、自分の働き方を見直し、より良いワークライフバランスを実現しましょう。
より良い働き方を見つけると、より充実した毎日を過ごすことが出来ます。
ぜひこの記事を参考にして、よりよいワーク・ライフ・バランスを実現してください。
残業時間突入前に30分の休憩時間を作ったり
社外のコンビニにパッと出かけるために15分の休憩時間を作ったり
フレックスタイム制を使用していればそのあたりの融通が効きやすいです。